一般社団法人千葉県薬剤師会会長の杉浦邦夫です。会員の皆様には平素より多大なご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 我が国における、将来の医療介護の提供体制について、2025年を目途に重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最終まで続けることができる様、住まい 医療 介護 予防 生活支援が一体的に提供される仕組みとして、「地域包括ケアシステム」を構築していくとされています。千葉県薬剤師会では、医療 介護 予防 保健等の提供体制において、薬剤師による医薬品供給、薬学的管理が過不足なく提供されるように各種の取り組みをしています。平成28年10月から届け出が開始された、「健康サポート薬局」局届け出数も今現在、全国的に15000件目標のところ、いまだに1000件に達していない状況であり、千葉県においても、当初の目標に届かない状態であります。「健康サポート薬局」には一定の実務経験を有する薬剤師が常駐することが求められており、加えて要指導医薬品及び健康食品等の安全かつ適正な使用に関する相談並びに、医療機関への紹介に関する研修を修了することも求められています。千葉県薬剤師会も技能習得型研修に関しましては、実施協力機関となり「健康サポートのための他職種連携研修・研修会A」と「健康サポートのための薬剤師の対応研修・研修会B」を過去にそれぞれ3回行いました。この研修を受講し「健康サポート薬局」の届け出をしたいとお考えの方は、会員・非会員問わず受け付けておりますので、このホームページなどで、確認いただければと思います。

 また、災害時等の医薬品の確保・供給への対応にも力を入れていきたいと考えています。先の東日本大震災において、千葉県も地震や津波の影響を受け、会員薬局や会員の自宅も大きな被害を受けました。これらを教訓に地域薬剤師会に対しましても、災害対策BCP(業務継続計画)をまだ作っていないところには作成を依頼していきたいと思います。
災害対策BCPに加えて、千葉県と災害協定を締結して、災害に対する準備もしています。

 県内では、八千代市がモバイルファーマシー(MP 災害対策医薬品供給車両)を所有しており、大学の授業や薬剤師会の学術大会などで展示を行っています。多くの方にモバイルファーマシーの必要性を理解していただき、災害発生時に要求があれば、迅速に出動できるよう、八千代市薬剤師会と密に連絡をとっていきたいと思います。 本会の会員薬剤師は薬局薬剤師・病院薬剤師・製薬・卸・行政など多岐にわたりますが、同じ薬剤師として、いかに県民のニーズに答えられるかを考え、より一層研鑽を積んでいきたいと考えていますので、会員の皆様及び関係団体の方のご協力をお願いいたします。
一般社団法人千葉県薬剤師会
会長  杉浦邦夫